- 吉野山の桜とは?
- ソメイヨシノの違いは?
- 吉野山の桜の一番の魅力は?
- 2025年吉野山の桜開花予報
- 混雑を避けた楽しみ方は?
- 吉野山のおすすめスイーツ
- 《メインイベント》 金峯山寺 花供会式(はなくえしき)とは?
・吉野山の桜とは?
吉野山の桜には、数百年の歴史があり、蔵王権現様の神木として大切に育てられてきました。数百年の間にさまざまな種類の桜が植えられてきたため、桜の種類も一様ではなく一口に「吉野山の桜が満開」と言っても、すべての桜が一斉に満開になるという訳ではないのです。
吉野山には、約3万本の桜が植えられていると言われおり、区域により低いところから、下千本・中千本・上千本・奥千本という名称で呼ばれています。それぞれの区域には、標高、地形、日当たり、土壌などの違いがあり、その年年の気候の違いと相まって、下千本から奥千本にかけて、約一ヶ月もの間、多様な姿を楽しむことができるのが吉野山の桜です。
・ソメイヨシノの違いは?
ソメイヨシノは、大島桜(桜餅を包む葉に使われる)と江戸彼岸桜が天然交配して、突然変異で生まれたものを、染井村に住む植木屋さんが、「吉野から採ってきた」といって売り出したことに始まります。吉野桜は山桜が8割を占めていて、ソメイヨシノとは異なります。ヨシノと名乗ったのは、すでに桜の名所として知られていた「吉野」のブランドイメージに乗っかるためです。
・吉野山の桜の一番の魅力は?
吉野山には古来桜が多く、シロヤマザクラを中心に約200種3万本の桜が密集しています。山桜が尾根から尾根へ、谷から谷へと山全体を埋め尽くしてゆきます。
シロヤマザクラは下・中・上・奥の4箇所に密集しており、”一目に千本見える豪華さ”という意味で「一目千本」とも言われます。
それぞれ下千本(しもせんぼん)、中千本(なかせんぼん)、上千本(かみせんぼん)、奥千本(おくせんぼん)と呼ばれており、例年4月初旬から末にかけて、下→中→上→奥千本と、山下から山上へ順に開花してゆくため、約一ヶ月間楽しめます。また、桜の開花に合わせて夜桜のライトアップも行われており、昼間とはまた違った雰囲気も魅力です。
◾️2025年 吉野山の桜開花予報
◇下千本
開花:4月2日
満開:4月8日
◇中千本
開花:4月4日
満開:4月10日
◇上千本
開花:4月6日
満開:4月12日
◇奥千本
開花:4月11日
満開:4月17日
※3月24日時点での予想で今後の気象状態で前後しますので予めご了承ください
◾️混雑を避けた楽しみ方は?
4月の第1第2土日などの週末は特に混雑が激しいためマイカー入山規制が実施され、下千本駐車場か付近の有料駐車場に停める事になるので公共交通機関の利用がおすすめ。
また時間は平日でも午前10時以降には混雑し始めるので上千本、奥千本を目指す方は午前10時には奥千本口に到着した方が良いです。
下は11時半ごろのバス停と券売所の行列の写真でバスを1時間以上待つか歩いて登るかの2択を迫られます。
◇公共交通機関を使ったおすすめルート(早朝)
近鉄吉野駅から徒歩3分の場所にある吉野山ロープウェイの千本口駅からスタート。
最混雑日(土日)を除き桜の季節の始発は8時35分なのでこの時間を目指します。
(※料金は値上がりしている場合がございます。2025年は大人500円・小人250円)
約3分で吉野山駅に到着したら、花見の時期のみ運行しているシャトルバスに乗るため竹林院を目指します。竹林院前〜奥千本口を30分に一本で運行(繁忙日は増便)しています。
吉野山駅から竹林院までは徒歩30分ほどで、始発の9時5分のシャトルバスには間に合いませんが9時35分発のバスに乗る事ができれば、13分で奥千本口バス停に着くので10時には吉野山の総地主神で世界遺産の構成資産の一つ山頂の金峯神社に到着する事ができる。
あとはマイペースで奥千本、上千本、中千本の桜や途中で世界遺産の吉野水分神社を訪れながら下山すれば12時過ぎには食事処や土産物屋がたくさん並ぶ門前町に戻ってきてのんびりする事ができる。
◾️吉野山のおすすめスイーツ
吉野の名産品吉野葛。その中でも上質な本葛を使った菓子は他では味わえない逸品で特に「ちゃつぼ芳魂庵」は吉野山で最初に葛餅を提供した名店。テラス席もありここからも千本桜を見る事ができます。
・くずきり(冷やし抹茶付き) 1,150円
◾️ メインイベント 金峯山寺 花供会式(はなくえしき)
「花供会式」は、吉野山の金峯山寺で平安時代から続くとされる桜が咲いたことを寺の本尊に報告する伝統行事です。毎年吉野山の桜が満開となる4月11日~12日に行われる最も賑わう春の吉野山のメインイベントです。午前10時に大名行列から始まり、蔵王堂境内で採灯大護摩供を勤修し、最後は「千本づき」でつかれた無病息災のご利益があるという餅がまかれて終わります。
・さいごに
奈良県に訪れる外国人観光客のほとんどは奈良公園を中心としたエリアで、飛鳥や吉野エリアはまだそれほど多くはないです。また上手くやれば京都よりも混雑を避けたのんびりとした春の旅を楽しむ事ができます。
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